身の回りに最近増えたものはあるだろうか?
私は洋服と靴が増えた。逆に減ったものとしては、本が減った。購入は続けているので総量は未だ増え続けているのだが、手持ちをKindleに移し、最近ではもっぱら電子書籍での購入であるからだ。
このように増えたものと減ったものに関して考えてみると、近年大きな増減が社会全体で発生している。例えばメガネ。明らかに買う回数が増えたがこれはJINsに代表される格安メガネ業界が生まれたことが大きい。例えば服。これまでなら何シーズンも来ていたが、毎年新しいものを購入し駄目になったら補修せず捨てるという流れは、ファストファッションの存在なしに語れない。例えば車。MBAの教科書的に回答するとフォードの量産が鍵だ。
ここで面白いのが減ったものはあまり浮かばない点だ。何かが増えてるのであれば、何かが減っているはずだが、増えたもののほうが多いような気がする。一人で四角い手元の箱を見ている時間はこの20年でかなり増えたが、その分対面でのコミュニケーションやテレビを見る時間は減った。実は減った"もの"はあまりないが、減った"こと"が多いため、浮かび辛いのではないだろうか?それが"モノの増減"ではなく、コトがモノに変換されたという事である。洋服を修理するというコト(時間)が、安くて高品質な服に変わったのだ。
まだまだあると思うが、一度に中々出てこない。日々観察を続けるが、皆さんの身の回りで増えたものや減ったものがあれば是非コメント欄に書き込んで教えて欲しい。なぜならそこには大きなニーズとプロダクトの物語が恐らく隠れているからだ。
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